ジョンソン・エンド・ジョンソンのベビーパウダー

先日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下、J&J)から同社で製造・販売しているベビーパウダーの販売を従来の鉱物由来のものから食品由来のものに変更すると発表しました。

タルク(滑石)を原料に使っていたが、トウモロコシから作られるでんぷん「コーンスターチ」に変更になるとのことです。

米国ではタルクに混入したアスベスト(石綿)が原因で卵巣がんを発症したなどとして、同社を相手取った訴訟が多発。2020年にはすでに販売中止しているが、日本国内ではまだ販売されています。

J&Jは、製品の発がん性を否定しています。

 

既に2年前に販売中止されているものが、未だに国内で販売されているのは驚きです。

 

安全性に問題は無いと発表されていますが、米国内での訴訟は約3万8000件に上るとのことで事の重大さ、規模の大きさを物語っています。

米国は訴訟社会なので便乗する形でこれだけの数に膨れ上がった可能性もありますが...。

実は私もこのベビーパウダーを購入していて、数回使用していたのですが、今回の報道を受けて廃棄しました。

国産のベビーパウダーもいくつかありますが、ほとんどの商品はコーンスターチが原材料となっており、過度に心配する必要はないようですが、もし、使用されているのであれば、原材料を再確認してみてはどうでしょうか?